エニアグラムは、
もとはギリシャ語で「9の図」を意味する
幾何学図形のことやった。
現在では、人を9つのタイプに分類し、
それぞれのタイプが持つ特性や動機付けを定義した性格論のことを指しとるんや。
このエニアグラムを利用すれば、
リーダーはまず自分自身のタイプを理解し、
メンバーの特性に基づいて指導することができるんやで。
強い組織におけるリーダーは、メンバーの
特性を熟知・把握し、メンバーの活用方法を
理解していくんや。
また、メンバーも互いの特性を理解し、
団結力が生まれ、高い成果を挙げることが
できるんとちゃうかなぁ。
エニアグラムは、こうした「相互理解」と、
「良好な関係を築く」ための手段
として存在しとるんや。
さらに、各タイプの思考や行動スタイルといった基本特性のほか、精神的バランスを失った場合に陥いる状態や、動機付けの方向性なども示されとって、部下指導に役立てることが
できるんとちゃうやろか。
9つのタイプへの分類は、複数の設問に対する回答を集計することで行うで。
日本でも最近、エニアグラムを幹部研修に導入し、組織活性化に役立てる事例がよく見られとる。
事あるごとに「○○さんはタイプ○だから…」といった会話が交わされるなど、エニアグラムが
コミュニケーションの一環を担っていくことになるんとちゃうやろか。
また、上司や部下、同僚への接し方、自分自身の問題把握や解決策を
エニアグラムタイプで判断してみると、不思議とスムーズに物事を進められるっちゅうことや。
