エニアグラムは性格を考えるときのガイドライン、地図であって、実際の人間は全員それぞれに違う、ちゅうことを前かいたやんな。
エニアグラムは確かにやで、
自分の傾向をおおざっぱにチェックするには非常に優れた地図だと思うんや。
そやけど
エニアグラムという地図に載っている問題にとどまっているだけやったら、
つまり同タイプの他の人と同じ問題に取り組むだけやったら、
せっかく他の誰でもない「私」として生まれてきた意味が活きてこないように思うんや。
自分を、
特に自分の弱点を見つめるためにエニアグラムを存分に活用したあとにはやで、
他の誰でもない「私」として、
この時代、この場所でどのように生きていくかを模索してみてはどうやろか。
エニアグラムは間違いなく有効やけど、
タイプ論で説明できてしまうこと、解決できてしまうことは限られとるんや。
実際、「エニアグラムに書かれているとおりやし、どうすればいいかもわかってんねんけど、でけへん」という場面も結構あるもんや。
エニアグラムだけやったら完全やない。
そやから、
エニアグラムのその先に進むための方法論をさがしていかなあかんなぁ。
